1960年代以降は政治的主題を離れ宇宙や時間など物理学的なテーマへ移り、 「楕円空間」(1963〜64)、「玩具世界」(1966〜70)、 「万有引力」、「百仮面」シリーズなど風刺や諧謔を交えた ペン画のシリーズを制作。 新たなモチーフを通して間の意識と体の関係性を探求。 1973年から宇宙と生命の深奥を描いた15年におよぶ連作 「ブラフマン」シリーズを展開、300点にも及び、 90歳を超えても描き続けた。 2003年から始まる「場の位相」シリーズは現在まで続く。 2012年~13年 ニューヨーク近代美術館のTokyo 19551970: A New Avant-Garde at the Museum of Modern Art, New Yorkに展示、 2015年「我が心のメルヴェーユ 」Gallery MORYTA・ 画廊香月/福岡 website 2018年 練馬区立美術館で「戦後美術の現在形 池田龍雄展-楕円幻想」が開催。 2020年 11月30日、誤嚥性肺炎で逝去。享年92。
★池田龍雄 ミクストメディア「青と赤」★
商品詳細
■作家・作品詳細
池田 龍雄(いけだ たつお)
1928年8月15日~2020年11月30日
画家。
アヴァンギャルド芸術研究会所属。
社会的事件を題材にした「ルポルタージュ絵画」で知られる画家。
文学や映像、演劇など多くのジャンルとも深く交わりながら、
およそ70年にわたって制作活動を展開している。
略歴
1928年 8月15日、佐賀県西松浦郡二里村(伊万里市二里町)生まれ、
1935年 福岡日々新聞社(現在の西日本新聞社)主催の
児童スケッチ大会において三等銅メダルを受賞。
幼少期には『子供の科学』に親しみ、自然科学に関心を持つ。
1945年 11月15日、佐賀師範学校本科1年に編入、
占領政策により一年で退学となる。
1946年 8月、長崎県佐世保の進駐軍キャンプ設営地で働く。
1948年 上京し多摩造形芸術専門学校(多摩美術大学)へ入学。
同級生には桂川寛、森正洋らがいる。
独学で油絵を学んでいたが、同年秋には学友に誘われ
岡本太郎や花田清輝らの「アヴァンギャルド芸術研究会」に参加、
アバンギャルド(前衛芸術)の道を歩む。
1950年 朝鮮戦争を契機に社会意識を強め、絵画において実際の事件・
政治問題に取材したルポタージュの可能性を探る。
1954年 読売アンデパンダン展に内灘闘争を描いた「網元」を発表。
50年代には小型ペン画の制作を行い、50年代終わりには
大型ペン画を集中して制作する。
この時期の作品に「出口のない貌」「砦」など、
50年代に議論された再軍備問題に対する政治意識があったという。
大型ペン画制作に関して池田はアンフォルメル運動に
影響され、抽象化に傾く当時の流れに対して事故の外側の
世界を取り込み造形化する意識を持っていたと証言。
又、「出口のない貌」「砦」で描かれた化物のイメージを
発展させた「化物の系譜」シリーズを制作した。
45歳から手掛けた連作「BRAHMAN(ブラフマン)」シリーズは
300点にも及び、90歳を超えても描き続けた。
1958年 8月、福音館書店の絵本誌「こどものとも」29号に掲載された
木島始『ろくとはちのぼうけん』の挿絵を手がける、
以来『ないたあかおに』(1965年、偕成社、浜田広介作)、
『世界のこどもエスエフ(1)ラスティと宇宙怪ぶつ』
(1968年、偕成社、ランプマン作)、
『現代子ども図書館13 デブの国ノッポの国』
(1972年、学習研究社、アンドレ・モーロワ作)、
『ひかりのくに』(1974年、ひかりのくに昭和出版)など
数多くの絵本・児童書も手がける。
1960年代以降は政治的主題を離れ宇宙や時間など物理学的なテーマへ移り、
「楕円空間」(1963〜64)、「玩具世界」(1966〜70)、
「万有引力」、「百仮面」シリーズなど風刺や諧謔を交えた
ペン画のシリーズを制作。
新たなモチーフを通して間の意識と体の関係性を探求。
1973年から宇宙と生命の深奥を描いた15年におよぶ連作
「ブラフマン」シリーズを展開、300点にも及び、
90歳を超えても描き続けた。
2003年から始まる「場の位相」シリーズは現在まで続く。
2012年~13年 ニューヨーク近代美術館のTokyo 19551970:
A New Avant-Garde at the Museum of Modern Art,
New Yorkに展示、
2015年「我が心のメルヴェーユ 」Gallery MORYTA・
画廊香月/福岡 website
2018年 練馬区立美術館で「戦後美術の現在形 池田龍雄展-楕円幻想」が開催。
2020年 11月30日、誤嚥性肺炎で逝去。享年92。
主な収蔵先
練馬区立美術館、山梨県立美術館、
三重県立美術館、徳島県立近代美術館、
東京国立近代美術館、など。
★作品タイトル「青と赤」
在天願作比翼鳥、在地願爲連理枝。
天に在りては願はくは比翼の鳥と作り、
地に在りては願はくは連理の枝と為らん。
天にあっては願わくは比翼の鳥となり、
地にあっては願わくは連理の枝となりましょう、と。
ともに連れ添う男女の情愛、特に夫婦の情愛がきわめて深く、
仲むつまじいことのたとえです。
☆本作品は真作を保証致します☆
万が一、真作でない場合は返品、返金を申し受け致します。
その場合、その根拠となる書面を添付頂きます。
存命作家の場合は作家本人より、
物故作家の場合は遺族、所定鑑定人より発行のものと致します。
■サイズ・コンディション、その他
サイズ
作品 27cm×24cm
額縁 41cm×38cm
コンディション
作品は良好な状態です。
額縁は概ね綺麗な状態です。
使用感の少ない良品です。
その他
作品面に作家直筆サイン、印譜有り
作品裏側に直筆サイン、印譜、他有り
かぶせ箱有り
見出し掲載欄の「商品の状態」は、作品の評価としますので、
額縁の状態は別途コンディションにて参照下さい。
基本的に額縁は無価値とお考え願います。
尚、額縁や作品の主観による評価の双方の差異はご容赦願います。
☆☆真作と模写の表記☆☆
【真作】
真作保証できる作品を真作と表記致します。
作者自身、又は著作権者等で作成した
リトグラフ、木版画などの版画作品も対象です。
【模写】
真贋の判断ができない場合、又は作者不詳の作品は
模写と表記致します。
上記何れにも該当しない場合、真作と模写の表記は致しません。
(複製画、オフセット、ポスター、工芸品など)
尚、万が一、真作でない場合は返品、返金を申し受け致します。
その場合、その根拠となる書面を添付頂きます。
存命作家の場合は作家本人より、
物故作家の場合は遺族、所定鑑定人より発行のものと致します。
☆☆額装取付け(シートのみの出品分など)、取替え(現状額縁の交換)☆☆
全ての出品作品に於いてご相談致します。
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